2021-01-01から1年間の記事一覧
肺損傷など合併症起こりやすくなるため、通常より以下のように厳しめの制限が良いとの報告あり。 一回換気量4〜6ml/kg、吸入酸素濃度50%以下、気道内圧20mmHg以下 理解に役立つ文献 http://www.med.u-toyama.ac.jp/anesth/text/Case%2055.pdf
Aラインを取った時に、各波形間の収縮期血圧の差、拡張期血圧の差から導き出される値。 簡単に言うと、脱水気味だと各脈波ごとに血圧の変動が大きくなるため、PPVが大きくなる。 臨床では、1桁が適切な循環血液量とされる。2桁になると脱水を疑い、患者毎の…
アセトアミノフェン アセリオ NSAIDs ロピオン アセトアミノフェン ・カロナールなど ・アセトアミノフェン、NSAIDsではない。 ・抗炎症効果ないが、鎮痛・解熱作用あり。 ・副作用: 腎機能障害起こりうるが、肝障害が多い。 比較的安全性高い。 1500mg/日以…
造影CTなど静脈からの非侵襲的造影→GFR30ml/min/1.73m2未満 集中治療・救急外来重症患者→45 (単位同じ)未満 CAGなど侵襲的造影→GFR60 (単位同じ)未満 で輸液を検討。 eGFR30〜59ml/min/1.73m2では輸液した群としなかった群で発症率に差がないとの報告もある…
組み立て方 実際に見て見ないとなかなかわからないAライン。動画見れると助かる。 www.youtube.com 採血方法 www.youtube.com
こらから動脈採血やっていく方の予習、初めて動脈採血をやった後の復習、などに良い動画。 ・動脈を指のどこで触れているかを、"点"で意識する。 ・橈骨動脈は末梢に行くほど表面に顔を出す。 ・針は立てて刺す!静脈採血みたいに寝かさない。 など動脈採血…
ステロイド長期投与時,副作用予防 ステロイド長期投与時には, 1,骨粗鬆症予防 2,ニューモシスチス肺炎(PCP)予防 を行う。今回はPCP予防について。 通常であれば,ST合剤1~2錠連日or2錠週3回投与 副作用の発現が多いため,注意が必要。 参考文献;今日…
シリンジポンプの使い方。 看護roo!から。 初期研修医だけどこのサイトよく使ってる。オススメ。 今回はシリンジポンプ。臨床の現場で使うまで使い方わからないものですね。 youtu.be www.kango-roo.com
良いの見つけた。 輸液スピードの早見表。 輸液製剤協議会 点滴速度調整と確認のポイント スライドよりhttps://www.yueki.com/pdf/191101-2.pdf
ルート取り方 www.youtube.com 滴下数計算 www.youtube.com ヘパロック管理 www.kango-roo.com
けいれん患者に対してまず行う 救急カート、モニター、酸素、ジアゼパム(ホリゾン)を用意するよう指示。 ABC確保 A;気道確保。時に、口腔エアウェイ、鼻腔エアウェイ B;マスク(ジャクソンリース付き)で酸素投与、SpO2モニター C;心電図、血圧でモニター…
病歴聴取・身体診察 除外すべき疾患 1,まず、致死的疾患を除外 2,若い女性なら妊娠と婦人科系疾患を除外 除外診断を意識しながら、診察を行う。 病歴聴取・身体診察 バイタルチェック 血圧(BP)、脈拍(HR) 、SpO2、体温チェック。 問診 腹痛に関するOPQRST。 …
検査 1,尿一般・沈渣 2,エコー 3,単純CT(感度95%〜, 特異度92%〜) エコーで水腎症があれば、特異度95%で尿管結石と診断。 水腎症がない場合、エコーで結石以外の疾患が疑われる場合、敗血症合併時・初発例などで自然排石の可能性を知りたい場合、などでCT。 …
手で取ろうとしてもなかなか取れなかったのですが、 簡単に膜型を外す方法わかったのでメモ。 まあ、これだけ。 リットマンの公式HPには、 プラスチック手袋など摩擦力のあるものを利き手にはめて、親指と人指し指でダイアフラムをつかみます。ダイアフラム…
循環内科で行われる植え込み型デバイス治療に伴う、デバイス感染への対処方法についてメモ。 植え込み型デバイスに感染が起こった場合、 抗菌薬のみorデバイス除去のみで対処すると、再発率は50〜100%, であるのに対し、 デバイス+リードを除去すると、0〜4…
日本語では、真菌性動脈瘤のこと。 感染性心内膜炎では、感染性の脳動脈瘤1.2〜5%に起こり、直接的な死因の一つとなるため、検索が重要である。 検索方法は、頭部MRA+MRIの二本だて。 感染性心内膜炎で他にすべき検査は、 ・血液培養 ・心エコー: 疣贅の確認…
筋強剛 痙縮 拘縮 強直 筋強剛 固縮と同義。錐体外路症状による筋トーヌス亢進 のこと。 鉛管現象、歯車現象が含まれる。 痙縮 錐体路症状による筋トーヌス亢進のこと。 ジャックナイフ現象が起こる。 拘縮 筋、腱、靭帯の器質的短縮により関節が固まった状…
結論から言うと甲状腺機能低下症です。 甲状腺機能低下症では、ムコ多糖が沈着することによる筋破壊が起こり、CKが上昇します。 CK上昇は、その他の多くの症状が出現する以前に起こることがあるため、 自覚症状がないにも関わらずCKが上昇している例では、 …
左軸偏位が起こるものとして、ここでは2つの疾患を取り上げます。 1.三尖弁閉鎖症(TA) この疾患では、三尖弁が閉鎖していることにより、肺動脈へ流れることができなかった静脈血が、心房中隔欠損(ASD)を介して左室系へ流入することにより、さじくへんが起こ…
結節性硬化症とは TSC1, 2遺伝子変異によって引き起こされる常染色体優性遺伝疾患。 顔面の血管線維腫、精神発達遅滞、てんかんを3徴候とする。 合併症が多く、肺リンパ脈管筋腫症(LAM)、腎血管筋脂肪腫、心臓横紋筋腫、腎嚢胞、網膜腫瘍などを合併する。 治…
腸球菌に対する抗菌薬は第一選択薬がアンピシリン、第二選択がバンコマイシンとなっている。 黄色ブドウ球菌では、 アンピシリン/スルバクタム系や第一世代セフェム系(セファゾリン)などが使用される。 βラクタム系が全て効かないMRSAには、バンコマイシンが…
ホモバニリル酸〈HVA〉は、ドパミンの代謝産物。 バニリルマンデル酸〈VMA〉は、ドパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンの代謝産物。 カテコルアミンの産生が上昇する褐色細胞腫、神経芽腫で、 尿中HVA、VMAが上昇する。
腎保護作用のある薬は、 ・ACE阻害薬 ・ARB これらは、アンジオテンシンⅡの作用を減弱させることにより、 糸球体輸出細動脈の収縮を抑制し、糸球体内圧を低下させることで腎保護作用を発揮する。 ACE阻害薬に関しては、 副作用として空咳がある。 逆手にとっ…