【循環ザックリメモ】左軸偏位についての話
左軸偏位が起こるものとして、ここでは2つの疾患を取り上げます。
1.三尖弁閉鎖症(TA)
この疾患では、三尖弁が閉鎖していることにより、肺動脈へ流れることができなかった静脈血が、心房中隔欠損(ASD)を介して左室系へ流入することにより、さじくへんが起こります。
2,心内膜床欠損症(ECD)
この疾患では、房室中隔が欠損することにより、正常なルートを通ることができなかった刺激伝導系が、心臓の後壁を通るように発達することで左軸偏位が生じます。
ここで、個人的な疑問として、
Ebstein病では左軸偏位が起こらないのかと疑問になりました。
Ebstein病では、TRとASDを介して、左心負荷がかかるので、左軸偏位でもおかしくないのではないかと思いましたが、
この疾患では右心負荷が生じるようです。
調べてみましたがどう起こっているのか原理を知ることはできませんでした。。
どなたけご存知の方がいらしましたら、教えてくださると助かります。