医学勉強合間のメモ

ただのメモです。医師です。詳しい情報まで見たい方には向きません。

アセトアミノフェン、NSAIDsざっくり比較

 

アセトアミノフェン

カロナールなど

アセトアミノフェンNSAIDsではない。

・抗炎症効果ないが、鎮痛・解熱作用あり。

・副作用: 腎機能障害起こりうるが、肝障害が多い。

    比較的安全性高い。

1500mg/日以上使用で、定期的に肝機能障害チェックが必要。

アセリオ

成人の疼痛には3001000mg/kg, 総量4000mgまで

50kg未満だと×15mg, 総量60mg/kgが限度。

アセリオ添付文書)

アセリオ静注液1000mgバッグ

NSAIDs

・ロピオンなど

・鎮痛・解熱作用に加え、抗炎症効果あり。

・抗炎症効果あるため、炎症性疾患にも使われる。

・副作用:多い。胃腸障害、腎障害、心血管系障害、アスピリン喘息など。

ロピオン

ロピオン添付文書)

ロピオン静注50mg