医学勉強合間のメモ

ただのメモです。医師です。詳しい情報まで見たい方には向きません。

循環内科を回った。

実習今回は循環内科だった。

こういうと怒られそうだけど、循環内科は正直そこまでの興味はなかった。

けど、興味深いと感じるポイントがたくさんあった。

 

 患者さんは皆病気を抱えて悩み、苦しんでいる。それを懸命に治し、ケアをするのが医師の定めです。以下は、それを踏まえたうえでの感想ということを理解して読んでいただけたらなと思う。

 まず、今回、興味深いと思ったポイントは、生きているヒトの体を相手にしている、という実感がわきやすいところだった。検査ではエコーやMRIでは、心臓の動きを映像で確認できる。今まで見てきたことは多々あったけど、そんなところが今回面白いと思えた。例えば、血液検査やX線などは、字面や一枚の画像を通してみるので、生きている患者さんの生態を、画像やデータを通して見ている、という実感がわきにくかった。

動いている心臓をリアルタイムで映像を通して見、心臓の動きや拍出量をチェックする。また、造影検査では、血液の流れや血流の速さを見ることができる。患者さんの病気を検査値や画像を通してではなく、リアルに(画面を通してではあるが、、)見ることができるというのが面白いと思ったポイントだった。

 

 また、患者さんとも多くかかわれた。入院した患者さんが嬉しそうな顔で退院していくのをみれるのは、こっちも嬉しかった。

 

循環内科をさらに勉強したくなる経験をできた。