チアノーゼの病態と鑑別
チアノーゼとは、血中の還元ヘモグロビンや異常ヘモグロビンの増加により、皮膚や粘膜が青紫色になることを言います。
チアノーゼは、毛細血管中の還元型ヘモグロビンが5g/dL以上で生じます。
ここで気をつけたいことは、チアノーゼは還元型ヘモグロビンの量によって生じると言うことです。
例えば、慢性貧血の患者さんでは、還元型ヘモグロビンの比率は高まっているものの、そもそもヘモグロビン値が低下しているので、チアノーゼは出現しません。
以下は、year note(Medic Media出版)からの引用です。
引用元:year note2020内科・外科編"