前頭側頭型認知症は、前頭葉と側頭葉が障害されることで起こる認知症です。
前頭葉、側頭葉が司る機能が障害されることによる症状が出てきます。
前頭葉は、理性や感情をコントロールする部位です。
よって、思考に融通が効かなくなったり、行動が短絡的になったり(毎日同じルートを散歩する、など)します。
側頭葉は言語を司る部位なので、語彙の貧困化、言葉数の減少が見られます。
面白いと思ったのは、(特に初期は)見当識は保たれる、ということです。
MMSEでは検出しにくいことも多いようです。
認知症だからといって、必ずしも見当識が低下するわけではないんですね。