肩関節脱臼整復方法
肩関節脱臼
・95%が前方脱臼
・関節部の変形、骨頭の位置変化を視診、触診で診る。
・腋下神経麻痺合併に注意。
・レントゲンでは、上腕骨、肩甲骨、鎖骨など周囲の骨折がないかみる。
正面、スカプラYで撮像。
内旋位で骨頭外側後上方の陥没骨折(Hill-Sachs病変)、関節窩前下方の剥離骨折(Banjart病変)などをみる
整復方法
FARES法
2009年に開発された新しい手法。
痛みが少なく、比較的成功率も高い。
Zero position法
Stimson法
伏臥位にして、ベッドの横へ腕を垂らし、脱力させる。
腕に8kg程の重りをくくりつけ20〜30分ほど姿勢保持させる。
肩関節脱臼診療まとめページ
合併症
肩関節脱臼では腋下神経麻痺が合併しやすい
・肩関節外転不可(三角筋麻痺)
・上腕近位感覚鈍麻 など